親がどんな生命保険に加入しているか子が知らないケースはよくあります。一般的には、保険証券や親の通帳の支払い履歴から生命保険会社をわかることがあります。
それでもわからないときは、今年の7月からはじまった「生命保険契約照会制度」を利用するのも一つの方法です。
この制度は、生命保険協会が、平時の死亡、認知判断能力の低下、または災害時の死亡もしくは行方不明によって生命保険契約に関する手掛かりを失い、保険金等の請求を行うことが困難な場合等(本制度では、この状態に該当している方を「照会対象者」と呼称します。)において、生命保険契約の有無のご照会を受け付けます。
照会者から提供いただいた情報を生命保険協会加盟会社全社に連絡し、照会者から指定された照会対象者が保険契約者または被保険者となっている生命保険契約の有無について調査依頼を行います。
加盟会社による調査結果(生命保険契約の有無)は、生命保険協会にて取りまとめのうえ、照会者あてに回答します。
相続の手続きの時にあわせて、生命保険の手続きをされる方も多いと思います。どうしてもわからないときは、利用してもよいかもしれません。覚えておくとよい制度ですね。